反応しない練習
こんにちは。
こうしてブログを書いていると、「え?書きすぎじゃね?」「読む人しんどくね?」と思いつつ毎回3000文字くらいでまとめてしまっている高田です。
(要約力皆無)
(そして完全に自己満)
(書くことが目的なので多めに見てください・・・)
さて今日は、ブッダの考えをもとにして書かれている「反応しない練習」をご紹介します。
はじめに
みんなの悩みにはどんなものがあるでしょうか?
例えば、
通勤ラッシュが混んでて嫌
仕事に満足していない
人間関係に不満がある
などが挙げられるでしょうか?
これは一見、自分1人では解決できないような問題ですね。
(通勤には他の大勢の人もいるわけで)
ただ、ブッダ様の考えによると実はこの問題、解決できちゃうらしいです。
それは、この悩みは「心の反応」から始まっているからと著者は述べています。
心の反応ってなんや?
通勤ラッシュで、「ああ、今日も混んでる」とげっそりする。
不満のある相手に怒りの感情が出てくる。
これは全部、心が反応してしまっているから出てきてしまうそうです。
では、この反応とどう付き合っていけばいいのか。
本書を解説していきましょう!
(仏教の考えがベースとなって書かれています)
(考え方のベースは、反応するな、理解せよ)
内容
反応しない練習を教えてくれるのは、ブッダです。
(古代インドにいた人)
ブッダの教えは、「心の無駄な反応を止めることで、一切の悩み、苦しみを抜ける方法」らしいです。
そのためには2つ必要なことがあります。
一つ目は、心の反応を見ること。
これはいわゆる座禅や瞑想のことで、最近の言い方ではマインドフルネスというらしい。
(僕はこのことについて全く知りません)
二つ目は、合理的に考えること。
目的が叶うように、筋を通して考えること。今の目的で言えば、無駄に反応することをやめて、「悩みを増やさない」ことがこれに当たるかなと。
ここをベースにして本書は進行していきます。
(仏教のことが書かれていますが、宗教的な内容はありません)
(スピリチュアル的なこともないのでご安心を)
本書を読み進めるにあたって大事なワードがあります。
それは「知慧」
智慧って何?!?
これは、一切の現象や、現象の背後にある道理を見極める心作用を意味する仏教用語。
(うん、辞書から引用してもよくわからん)
ただ、身近に似たような言葉がありますので、そこの意味についても書いてみて、比較してみましょう。
知恵とは?
物事の筋道がわかり、上手く処理していける能力
知識とは?
ある事柄について、色々知ること。その知り得た内容のこと
知恵は経験的なところも含まれ、知識は方法のことを指しているといったところですね。
では、智慧と知恵の違いとなんなのか・・・
知恵とは、アイデアに対して使われるものであり、智慧は真実はどうなのかを考える頭の働きのことを指す。
簡単にいうと、
知恵は賢く生きるための頭の回転や良さ
智慧は本当の幸せとは何なのか、欲とは何なのかを考えること
知恵は、時には相手を出し抜いてでも自分が上に行こうとするために使うこともある。
智慧は、本当に幸せになるには、つまりお互い良い結果になるためにはどうすれば良いかを考えるために使うもの。
ここが同じ「ちえ」でも決定的な違いとなっている。
人が悩んでしまう理由
判断とは、「決めつけ」「思い込み」を生んでしまうこともある。
人が悩んでしまう理由の一つに、無駄に判断してしまうということが挙げられる。
「あの人は嫌いだし苦手」「どうせ自分なんてできっこない」「失敗した」「最悪」これらは全部自分で判断していること。
いい、悪い、好き、嫌いで物事を捉えることをやめると悩みはぐっと減る。
(さすがブッダ先生)
じゃあ判断する理由って何?!
そもそも人間は1日に9000回以上自分で判断して行動を起こす(と言われている)のだからそれがそんなに悪いことなのかよ!と、僕自身思いました。笑
ブッダ先生によると、その理由の一つは、判断することは「気持ち良い」ことが理由だと言っています。
(わかったフリと表記されています)
正しいでも間違っているでも、そう言った判断ができた=「わかった気」になれる。
結論が出せた気がして安心するから。
人と人が関わる時には思っていることに違いがある。
これはよく言われるし、「言葉」としてみんな覚えることはできていると思います。
(実際僕がその1人)
この本質をざっくり自分的解釈として書かせてもらいます。
これは、人と自分の立っているところは違うから物の見え方は違うよねって話。
(だと思い込んでいます)
(あくまでも個人の意見)
これがわかっていないと、自分から見えているものだけが正しいと思い込んでしまい、相手を非難したり、なんでこんなこともわからないんだよと馬鹿にしたりする。
ただ、相手が分かっていないのではなく、相手の位置からは見えないことなんだと捉えると寄り添うことができると思います。
十人十色という言葉がありますが、それと同じでみんな違うからみんな良いということ。
そこでディベートを起こすのではなく、ミーティングができれば自分の考え方は広げることができるし、人間性はかなーり高くなると思います。
自分だけが正しいと思わない。
常に疑うこと(いい意味で)が大事かなと思います。
感情による悩み
まずは、感情をめぐる(喜怒哀楽が関わる)悩みをリセットする。
これにはニ点の方法が挙げられています。
・不快な感情が巡るのを防ぐ。沸いてしまった感情は、早めに解消する
・相手とどう関わるか考える
どういうことなのかブッダ先生の言葉を借りながら自分的解釈をしていきます。
まず前提として、人はそれぞれ持っている脳が違う。
だから考え方が違うのは当たり前。しかし、同じ考えを持てるはずだ!っと思い込んでしまうが、その期待こそ勝手な判断、つまり「妄想」になってしまう。
そこに「なんでわかってくれないんだ、俺のほうが正しい」なんて思っちゃう人もいるでしょう。
(ブッダ先生によるとこれを“慢“というらしい)
(自分を認めさせようという欲のこと)
異なる意見=否定されたと捉えてしまうため、怒りで反応してしまう。
自信がない人ほど怒りやすい原因はここにあるとブッダ先生は解説しています。
承認欲求というものがここでは出てきます。
他人に認めてもらいたいというのは、モチベーションとして使うのはいいかもしれないけれど、それを目的にしてしまうのはよくない。
(あの人に認めてもらいたいから頑張る的な)
それは、他人が認めてくれるかは他人が決めることであり、自分にはコントロールできないから。
そこを目的にしてしまうと、「他人の目が気になってしまう」という心理が生まれる。
ブッダ先生は自分の物事に集中しなさいと本書で記しています。
(アドラーでいうところの課題の分離に似ている)
総括
仏教とか、キリスト教とか、宗教の話が出てくると途端に毛嫌いする人もいると思いますが、そういったところから学べることや素晴らしい考えはたくさんあると思います。
(1000年近くの歴史があるわけで)
知らないから、変なものと思うのではなくまずは知って判断することが大事なのかなと思います。
(そろそろ自己啓発は卒業して偉人の本も読んでいこうかなと密かに企んでいる)
そして、今回も学びの多い本に出会うことができました。
その分今回も長くなってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。
もっともっと内容は濃いものになっているので詳しくみてみたいという方はぜひ書店で探してみてください。
(一応毎回リンクは貼らせていただいております)
さあ、今日からこの反応しない技術を用いて、
圧倒的スルー技術
理にかなったシカトをしていきましょう!
次回更新予定日2月28日