読書の記録

読んだ本について、ゆるーく書いていきます。

本を読む人だけが手にするもの

 


こんにちは。

桜が綺麗な時期になってきましたね〜。

皆さんはお花見には行かれましたか?

大阪に来てからコロナもあってなかなか出かけることができていないので今年こそは桜を見にいきたいと企んでいます。

(今日の雨で散らないことを祈っております)

 


さて、今日は本を読むことについてかなり勉強になった本を紹介します。

(読書術や、読むとこんなことがあるよねという観点よりさらに深く書かれている本です)

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ちなみに、藤原和博さんの本はかなり面白いので他のものもおすすめです。


はじめに

 
いきなり重要なところをお伝えします。

ネットが発展している今は本で情報を得なくて良いじゃんって思っている人。

深く論理的な思考をする上では、本は絶対に欠かせないものになってきます。

なんでネットじゃなくて本を読むことが今の時代に求められているのか。

そういったところも本書で深く書かれていますので、どうぞ最後まで目を通してみて下さい!

(まあ、簡単にいうとあれですよ)

(辞書引けば他の単語も目に入ると教えてもらった小学生時代)

(例え雑だけど、勘の良い人はこれでなんとなく本とネットの性質の違いがわかるはず)

 

・・・

 

では早速内容に入って行きましょう!!!!

 


内容

 
キーワードは成長社会成熟社会

一昔前は成長社会の中にいた日本だったが、現在では成熟社会を迎えている。

成熟社会を迎えている日本でなぜ読書をしなければならないのか。

ここを本題として本書は進行して行きます。

 


そもそも成熟社会ってなんだ?

20世紀までは成長社会と呼ばれ、「みんな一緒」という時代。

ぶっちゃけて言うと、何もしなくてもある程度の幸福度(一定の暮らし)は約束されていた時代。

 

21世紀は成熟社会と呼ばれ、「それぞれ一人一人」という時代に変わってきた。

自分から動かないと仕事は無くなっていってしまうし、何もしないと幸福度は徐々に下がっていってしまう時代。

(電話で例えると、一家に一台の黒電話から1人一台のケータイに変わったのと同じ)

(だからなんだ)

(例えになってねえ)

 
そして、「それぞれ一人一人」の幸福を掴むための軸となる教養は、自分で獲得しなければならない。

そのためには読書が欠かせないところに行き着く。

ではでは、なぜ読書が欠かせなくなるのか。

それは教養を身につけるために行き着きます。

 

親が教えてくれる教養は、親の生き方であり、親のやり方。

(かなりズバッときられます)

何もしなくてもある程度の幸福は約束されてた時代を駆け抜けてきた人たちであり、その人たちにとって、これからの成熟社会というのは未知の領域。(らしい)

だからこそ、人生の糧を得る手段として読書をする必要があり、教養を磨く必要がある。

(時代の変化についていくためにはその時代の先駆者から学ばなければならない)

(しかし、自分たちの周りにそういった人がいることはほとんどない)

(だから本から知識を得る必要がある)

 


読書をするだけで10人に1人の人材になれる。
読書は、受動的にインプットするラジオやテレビなどのメディアと異なり、能動的に情報を取りにいくことができる。

アクティブ・ラーニングに適したメディアといえる。

 
成長社会と成熟社会は「あるもの」で例えることができる。

それは、ジグソーパズルとレゴブロック。

(いわゆる思考の話になります)

ジグソーパズル型の思考では、一つの正解を早く正確に導き出し、パズルを誰よりも早く作れるような人材を求めて教育を行なってきた。

ここでの問題点は、二つある。

・正解の面しか作れないこと

・途中で変更が効かないこと

(模範解答は作れるが創造力はないイメージ)

(正解は一つしかないと思って続けてしまう)

ただ、成長社会では、これで良かったのも事実のようで、決まったことを決まった時間に決まった分だけしっかりできることが美学だったし、僕たちも学校ではみんな同じで目立たず、朝礼から終礼までを無難にこなす子供達が正義だった。

 


成熟社会では、自分から道を切り拓ける人でないと生き残っていけない。

(クリエイターやYouTuberが出現してきたのはこの変化にも関係していると思う)

レゴブロック型の思考で言えば、組み立て方は知恵の分だけ広がっていく。

一人一人が自ら納得できる解をつくり出せるかどうかがここから先は重要視されてくる。

(本書では納得解と言われています) 


そして、このレゴ型思考を身につけるために本書で推奨されているものがもうお分かりの通り「読書」ということになります。

 
本書での言葉を借りると、読書をすることは、「他人の脳のかけらを繋げることで、脳を拡張させる」ということ。

一人の人生で、自分が見たり聞いたり体験できるものには限界があります。

だからこそ、他人が獲得した経験を自分の脳に繋げるためには読書が必要。

拡張することができれば、自分の持っている脳だけでは創造できなかったことや受容できなかったことができるようになってくる。

と、筆者は記しています。

 


成長社会で求められていた能力は情報処理能力

いかに早く正解を導き出すかといえ、アタマの回転の速さが求められていた時代。

 


成熟社会で求められている能力は情報編集力

身につけた知識や技術を組み合わせて「納得解」を導き出す力。

 
ジグソーパズル型思考の正解は一つという考え方から、レゴブロック型思考の組み合わせかたは無限にあり、正解は一つではないというところに繋がっている。

 


ここまでで、大事だと思ったところをざっくり要約させてもらいました。

ここからさらに踏み込んだ話も本書では書かれているので、興味のある方はぜひ読んでみてください!

 

総括

本書を読んで感じたことで一番大きい部分が、教えてもらうだけではその人レベルまでしかなれないということ

結局自分から情報を取りに行ける人にならないと、教えてもらうだけでは成長できる上限っていうものは決まってしまっていると感じることできました。

自分から情報を得るためにできることはどんなことがあるのか。

考えながら生活ができると面白いかもしれないですね!!


ここで、本書に出ていた例えを一つ。

あなたは面接官です。

電車に乗っている光景を見た時に、スマホをいじっている人、居眠りをしている人、ボーッとしている人、本を読んでいる人がいたとして、自分が採用したくなるのはどんな人物でしょうか?

 
今、頭に思い浮かんだ人物になれているでしょうか?

「あ、やばいな」と思ったらすぐに行動してみましょう!

一冊買うなんて、外食を一度我慢したらできることです。

 

趣味としての読書から、人生を切り開くための読書へ。

(本書から引用)

 


ということで、読書の重要性をマインドの部分以外のところから書かれている「本を読む人だけが手にするもの」を紹介させていただきました!

藤原和博さんについても興味があったら調べてみてください〜!

最後まで目を通していただきありがとうございました!

 
次回更新予定日4月4日