夢をかなえるゾウ
3回目の投稿です。
12月に入りましたねー。
そろそろやり残しに気づいて焦り始めそうな時期です。
コロナも猛威を振るってますが、一年の最後に悔いのないようにしましょう!
さ、今回は夢をかなえるゾウについて書かせていただきます。
ご存知だと思いますが、大昔にドラマ化もされている本になります。
(自分は完全に自己啓発本だと思っていませんでした)
(本当に人生損していたと思ってる)
紹介
現在1〜4まで発売されているストーリー型の自己啓発書。
内容はどこにでもいるような人物の主人公が、ガネーシャという神様から課題形式で成功のための秘訣を教えてもらうというものがベース。
巻ごとに、お笑いについての題材であったり、ビジネス(商売)が題材となっているものもあり、飽きの来ない作品となっています。
そして、この「課題」は読むだけでなく、実際に実行することも可能なので、ぜひ一緒に行いながら意識改革していきましょう!!
(と言いつつも自分はやったりやらなかったりです・・・ごめんなさい)
今回は、夢をかなえるゾウの中でも最新刊にして、過去作と比べて最も長編の4巻についてまとめていきます。
内容
物語は、主人公が余命宣告されるところから始まります。
残り3ヶ月の命と知り、絶望の淵に立つ主人公の元に、神様のガネーシャがやってきます。
そして、残される遺族のためにお金をできるだけ多く残したいという主人公の夢を叶えるべく、ガネーシャから出される課題をこなしていく日々が始まります。
この課題がまた面白いものばかり。
その瞬間は何の意味があるんだ?と思ってしまうぶっ飛んだものがほとんど。
そんな日々の中で成長していく主人公。
残り時間が迫る緊迫感と、家族に対する思いの中で進んでいくストーリー。
笑える場面も、泣けてくる場面もある内容となっております。
(わりと感動するよ)
そんなガネーシャの教えの中で、特に勉強になった部分を抜粋させていただきます。
【特に勉強になった部分】
・夢の手放し方
夢は、キラキラして叶えることがすごいという考え方が浸透しているが、実際はポジティブなことばかりではない。
だから、
成功することが正義という考えを忘れる。
夢を叶えるということのネガティブな要素としては、今の自分を否定してしまうところにある。これで成功を収めた人はいいが、できなかった人は、自分を否定し、追い込んでしまうことになる。成功できることは数少ないので、多くの人がここで挫折してしまう。
夢の手放し方を知るということは、自分の気持ちをフラットにするために大事。
手放し方を知るためには???
「夢は全て叶うことはない」ということを念頭におく。
エジソンも、モナリザを描いたダヴィンチも、ウォルトディズニーもその他の偉人と言われる人たちも夢半ばでこの世を去った。
夢を叶え切ろうと思うと、底なし沼にハマってしまう。その前に、「今まで叶えてきた夢を思い出してみる」ことが大事。
普通に学校に行き、仕事をして、家族と過ごす、友達と過ごす時間があることがどれだけ大事なのかを思い返してみる。
夢は、人に託すことが大事。
自分の後ろにいる人たちが、きっと自分の叶えられなかった夢を叶えてくれると思う事ができれば、叶えられなかった夢に足を引っ張られることはない。
気持ち的にもすごく楽になると思う。
(実際自分はこのガネーシャの考えに共感する事ができた。)
・他者の欠点を受け入れる姿勢を持つ
方法として…
「見る場所を変える」
欠点に焦点を当ててしまうから、その人全体が悪く見えてしまう。長所にも目を向けるようにしてみる
「相手の背景を想像する」
相手にも赤ちゃんだった頃があり、今まで成長してきた環境がある。そういった生活してきた背景を考えることができたら、否定ではなく、尊重する気持ちを持つことができる。
この人がこんな発言や態度になってしまうのはなぜだろう?
あ、今までこういった環境で育ったのか。この人に責任はないな。的な。
こう考えてみると、冷静になれるし、客観的に解釈する事ができる。
ある意味相手のことを認める事ができる。
(むかつく口調でしか話すことができない人にもそういった過去がある)
(周りの環境や自分が関わってきた人たちの大切さを痛感できるね)
「他人に完璧さを求めている自分に気づく」
人を嫌ったり、人の行動にイライラしてしまうのは、他人に完璧さを求めてしまっているから。
怒りの感情や、落ち込んでしまうのは相手に期待してしまうから。
こうなるだろう、こうしてくれるだろう、こう言ってくれるだろう。
というのは、全部自分のエゴということに気づかなければならない。
完璧な状態を許せることが、本当の意味で完璧。
と、ガネーシャ先生はおっしゃっています。
総括
夢をかなえるゾウ4は、死と夢について書かれている一冊です。
誰にでも直面する時がある死というものと、夢を叶えるとはどういうことなのか、はたまた夢を手放さなければならない時とはどういう時なのかといったことをテーマにして書かれています。
夢を追いかけるだけに必死で、自分を苦しめるのも良くない。
夢を追いかけて成功したものが、今すぐ夢を追って成功しましょうと説いているのを鵜呑みにするのも良くない。
これは、夢=欲望と考えることができ、一つの夢を叶えるともっと大きな夢を描くようになり、最終的に自分のキャパを超えて自滅してしまうということが典型的な例としてあるからです。
(夢を持ち続けるのは必要。けど、それだけを追いかけたり、それだけに囚われるのはよくないよという事)
ガネーシャの課題を通して得られるものは、金銭的な成功や、社会的地位の確立だけではありません。
読んでみて思うことは、本当の成功とは、過去の自分よりもいい自分になること。つまり、「人格形成」の部分。
どれだけお金を持っていようと豪遊する。
地位が高くなった途端、人を見下す。
これでは、本当の成功とは呼べないし、いつか必ず身の回りには人がいなくなる。助けて欲しい時に助けてくれる人はいなくなってしまう。
本当の成功とは、助けたい人を助けられるだけの力を身につけること。
(まさに人格形成の部分)
助けてくれる仲間が近くにいることだと、この本を読んで感じることができました。
シリーズごとにとても綺麗な終わり方をするので、自己啓発ではなく小説という観点で読むのもいいと思います。
読みやすいのでこれから読書を始めたいという方にとてもおすすめの一冊です。
ぜひ読んでみてください!!
(夢をかなえるゾウ1〜3はKindle Unlimitedにて、読み放題となっております。自分はそこで3巻まで読みました)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
リクエスト、要望、感想、ご意見などお待ちしています(^^)
次回更新予定日12月14日