読書の記録

読んだ本について、ゆるーく書いていきます。

嫌われる勇気

 

こんにちは。

 

今年の目標は年間で100冊の本を読むことなのですが、1月は14冊読み終えることができました!

(拍手!!)

なぜ100冊なのかというと、単純に3桁にのせることは自分の自信に繋がると思ったからです。

様々なジャンルの知識を身につけ、情報を精査して自分のものにするのが最終目標。

そんな中での当たり本であり、紹介したいものを抜粋して記事にしていきますので今後も引き続き見にきやがれ。

(めちゃめちゃ見に来て下さい)

 

そんなこんなですが、今日はビジネス書に興味のある方なら誰でも一度は聞いたことのあるタイトル「嫌われる勇気」について書いていきたいと思います。

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はじめに

本書での核となってくる考え方にはアドラー心理学というものがあります。

アドラー心理学ってなんやねんって人のためにザックリと概要を書かせてもらいます。

 

・提唱者はアルフレッド・アドラー(ここからアドラー心理学と名前がついてします)

フロイトユングと並ぶ心理学界の三大巨匠

・にも関わらず日本ではほとんど無名

「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していく

 

といったところがベースとなっている心理学になります。

これを用いて、人と関わっていく上でどうしても起こってしまう問題を解決(捉え方を変える)していこうといったものになります。

 

我々に足りないのは能力ではない。ただ、勇気が足りていないだけ。

ルフレッド・アドラー (本書から引用)

 

では内容に入っていきましょう!

 

内容

物語はアドラー心理学に詳しい哲学者と青年の対話形式で進んでいきます。

薄々気づいてきたのですが、対話形式で進む本って結構多い。しかも、そういう形式のものが割と頭に残りやすい。気がする

(本を読み始めてから気づけたことの一つです )

(個人的な意見なので感じ方は人それぞれ。笑)

 

話が若干それましたが、本書の内容に入ります。

情報量の多い本ですが、超ザックリに本書で押さえておきたいポイントを4つに分類しました。

(めちゃくちゃザックリね)

 

 

1.目的論と原因論

 例えば、道を歩いているときに子供がこけて自分の服に肉まんの肉汁がついたとしましょう。

(シチュエーションの設定が頭おかしいのは重々承知の上)

しかもそれはデートの10分前としましょう。

着替える時間はなく、相手と会う時間は迫ってくる。誰しも子供に怒りを覚えることでしょう。

このときに、「気にしないで」と言うことができるのか、それとも「てめえ、このやろう!肉まんよこせ!」って叫ぶのか。という場面。

 

ここで抑えたいのは、

原因論とは、〇〇があったから〇〇したというもの(肉まんをつけられたから怒った)

目的論とは、〇〇するために〇〇をしたというもの(相手を萎縮させるために怒鳴ってやろうと感じて怒りの感情を出した)

という2つのパターンがあるということです。

 

アドラー心理学では、原因があって行動を起こした(原因論)のではなく、目的があったからその行動や感情を自分で呼び寄せた(目的論)という考え方で物事を捉えます。

肉饅がついたから怒ったのか、子供に恐怖を感じさせるために怒るという感情を出したのか・・・。

(自分で言いながら分かりにくい例えだ)

 

 

2.課題の分離

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ますことはできない。

これは、本書に書いてある例です。

相手に適切な環境を与えることはできるが、その後行動するかどうかは相手次第。

これを理解できていない人は相手が思い通りに行動してくれないことを許すことができない。

こういった人は自分にできることと、相手にできることを分断して考えることができるように思考パターンを変えることが必要。

 

他人が自分のことをどう思うかは他人次第(相手の課題)で、それを自分がどうこうできる問題ではない。

自分の課題に加え、相手の課題まで抱えてしまうことは、大きなストレスがかかってしまうから他人と自分の課題を区別して考える必要がある。

また、この考えを持つことで人と自分をはっきり分けて考えることができるので、相手の懐に土足で上がり込むような行為はなくなると思います。

 (なんであなたにそんなこと言われなきゃいけないの?って言う事案はほとんどこれが問題ということに気づいた)

(本当に相手のことを考えているのか、自己満になっていないか、ありがた迷惑になっていないかは常に見直す必要がある)

 

 

3.共同体感覚

簡単に言うと、自分一人だけでは生きていくことはできないということ。

自分の利益のみを追求して生きるのではなく、他者貢献することが生きていく上では必要なこと。

(ここまではわかる)

アドラー心理学において「お、すごいな」と思ったところは他者貢献する際に見返りを求めないということ。

ここで出てくるのが、信用と信頼の違い

信用とは、返済してくれるなら貸すというシステム。つまりクレジット。

信頼とは、他者を信じるにあたって、一切の条件をつけないこと。

ここを理解してこそ、人間関係の基盤は作れるのかなーと思っています。

(めちゃめちゃ大事な部分だと僕は思っています)

 

 

4.自己肯定と自己需要の違い

できもしないことに対し、「わたしはできる」と自らに暗示をかけて自分に嘘をついてしまう。

60点の自分に運が悪かっただけで、本当は100点だと言い聞かせることが自己肯定。

できなかった自分を受け入れることができずに、肯定的に捉えてしまう。

(歪んだポジティブシンキングは痛い)

(なんか口が悪くなってきたな)

 

ありのままの自分を受け入れる。

変えていけるものには、変えていく勇気をもつ。これが自己需要

60点の自分も受け入れ、どうやって100点に近づけるか探す。という考え方が大事。

 

肯定的なあきらめという言葉をアドラーは口にしています。

「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めること。

これができることが、自己受容できるかどうかにつながってきます。

 

自分の中で最近来ているワードは完了主義

これは、はじめから100点をめざすのではなく、まずは60点でもいいから任されたことを完了することに力を使うということが大事。

ここに関しては詳しくまた書けたらなーと思います。

(書かないかもしれないから、気になった人は聞いてくれたら助かります)

 

 

 総括

かなりザックリ大事だと思ったところやここだけは伝えたいと思ったところを抜粋しましたが、、、とんでもない情報量になってしまいました。笑

この他にも承認欲求を満たすことは毒だといったところや優越感と劣等感の正体などの面白い部分が多くありますのでぜひ読んでみてください!!

アドラー心理学にはこの他にライフタスク、民主的決定など様々なものがあるので気になったら「嫌われる勇気」以外の本も読んでみることをお勧めします(^^)

(漫画版もあるので簡単に触れることもできます)

 

とりあえず自分は仕事の中でも「課題の分離」は徹底しています。

子供たちと関わっていく中で自分の力だけではどうにもできないことや、あとは子供次第というところは多々あるからです。

まさにここに肯定的なあきらめも入っていて、「この子は理解度が低いから・・・」で済ます(否定的に諦める)のではなく、自分はここまでやった。あとは相手が行動するかどうかというところまでは持っていくように意識しています。

(どうにもできないことをどうにかしようとして空回るのが全世界共通で一番危険なのかなと)

 

どんな職や人間関係にも転用できるポイントはあると思いますので読んだことを、学んだことをどう活かしていくのか考えることも楽しいですね。

 

最後まで目を通していただきありがとうございました!!

ご意見や感想等お待ちしております!!

 

 

次回更新予定日2月14日