読書の記録

読んだ本について、ゆるーく書いていきます。

あたらしい問題解決

 

こんにちは。

 暖かくなってきたと思ってヒートテックをしまった途端に再び寒くなって凍えております。

ちなみに今日はエアリズムにパーカー。

(チャリがきつい笑)

 

さて、今日はふらーっと書店を回っていたときに見つけて気になっていた一冊を紹介します!

時代の変化に対応するための新しい思考法について書かれているので、タイトルは「あたらしい問題解決」となっています。

(あくまでも個人の意見)

 

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はじめに

本書の冒頭や表紙でも書かれている「論理的思考だけでは出せない答え」を導くというフレーズ。これを実行するために大事なポイントが3つ挙げられています。

・Sense(問題を直感で掴み)

・Segment(解決可能な課題に切り分け)

・Story(解決策を腹落ちさせる)


3つのSと呼ばれています。

これが、本書でのキーワードとなっており、この3つを深く解説してくれる形で進んでいきます。

 

ではでは、時間がない人のためにこれを短く要約していきます!!

仕事や日常でも知っておけば得するなーと思う考え方だったのでぜひ目を通してみてください(^^)


内容

まず初めに知って欲しいことが論理的思考には限界があるということ。

論理的思考ってそもそもなんやって人は学校で習うような、答えがひとつしかないものはほぼこれに当たると考えてもらえるとわかりやすいかと思います。

なんでそこに限界があるのか、手短にまとめると理由は2つあります。

 

・時代の変化によって答えが変わってしまうこと
時代の変化によって答えが変わってしまうことは歴史を見るとわかりやすいと思います。

例えば、僕らの世代なら誰もが知っている聖徳太子が実はいなかったんじゃないか説が浮上したり、鎌倉幕府は1192年に成立したわけではないと言われていたり、、、

こういったように新たな研究で変わってしまうことが多いから論理的思考のみで生きていくのは難しいと考えられます。

(もちろんロジカル思考も大事)

 
・AI(究極の論理的思考)がかなり発達してきていること
AIの発達により、単純なパターンを覚える作業や勉強では人間は確実に負けてしまうことがもうわかっています。

(記憶力が違いすぎる)

 
この限界を打ち破るために、最初に紹介した3つのSが出てきます。

一つずつざっくり説明させてもらいます!

 


○問題を発見するためのSense

センスとは、簡単に言うとバランスがとれていること

(ファッションで考えるとわかりやすい)

物事の適切なバランスを感じ取り、最適化していく能力だと著者は記しています。

ただ厄介なのがこのセンスにはつかみどころがないということ。

オシャレな着こなしにはいろんなパターンがあるように、これが正解!というものはありません。

しかし、Senseというものは磨くことができるのも確かです。

そのために自分の中で持っておくべきものが、平準点合格点です。

平準点とは、世の中の平均を指し示すポイント。

合格点とは、その分野の専門家やマニアが認める水準。

この2つを知っておけば、センスを身につけ、問題を発見する力を身につけることができます。

(長くなるので例えは書かないでおきます)

(本書で出てくる秋刀魚の例えがめちゃくちゃ面白いから読んでみて)

 


○解決可能に切り分けるSegment

問題と課題の違いを知る

問題とは、「あるべき姿」を阻害されている状態

課題とは、その阻害要因を解消するために解決するべきポイント

「問題」から適切な「課題」を導き出すことが大事。

(病院に行くときのことを想像してもらえるとわかりやすい)

(体の不調【問題】の原因を、医者に見つけてもらい処置してもらう【課題】的な)

 
セグメント(課題を切り分ける)を行う時に大切なこと

手短にズバッと書いておきます。

課題を切り分ける際に意識することは、固定概念にとらわれないこと

状況にあった適切な視点を持ち、一番効果的なものはどれかを選択することが大切です。

本書の例えでいうと、ケーキの切り方は色々ありますよね。

6人で誕生日パーティーをしている。

主役に多めにとらすのか、均等に分けるのか、主役が多めに取った後はじゃんけんで大きさを決めるのか、、、などなどあげればキリはありません。

自分の中に均等という概念がもしも入っているとしたら、そこにとらわれない発想もできるようにしておくと、仕事でも転用できるようになってきます。

(転用っていうのはすごく大事なことだと個人的に思っています)

 

 

○解決策を腹落ちさせるStory

人の心を動かすには「ストーリー」が必要。

誰でも小さい頃から見ていた絵本やアニメ、テレビドラマなどで心を打たれた経験はあると思います。

これは社会人になっても通ずるもので、ストーリーがあれば、時にはロジック(論理的)よりも高い効果を発揮することができます。

(感情を動かされるものに人は動く)

ジョブズのスピーチなんていい例)

 
心を打つ優れたストーリーの特徴

・未来を想像できるもの

・聞いた人の心に残ること

・アクションにある程度の融通性があること

 
なんてものが挙げられています。

なんとなく想像できるものではあるかなーと思ったので紹介程度に、、笑

 


総括

新型コロナウイルスの蔓延によって遠い先に来るはずだった未来の形や仕事の仕方はすぐそこまたは現代にまでやってきました。

こうしたスピード感のある時代の変化についていけるように自分の考え方をアップデートしておくのはすごく大事なことだなーと本書を読んで学ぶことができました。

実際にこの本の考え方を身につけることができるのか、生活に落とし込むことができるのかは人それぞれだと思っています。

しかし、こうした考え方、時代になってきたということを知っているのと知っていないのでは確実に差が開いてくると思っています。

(これは憧れの西野先生もよく言っている)

 

難しい内容の本でしたが、わかりやすい例えがありとても読みやすかったです〜!

気になった方はぜひ読んでみてください!

(関西にいる方は連絡くれたら本かします!!)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

次回更新予定日 4月25日