チーズはどこへ消えた?
今年最後の記事になります。
書きはじめて一ヶ月くらい経ちました。
いろいろ連絡してくれる方もいて感謝しております。
さ、今日は1時間で読めて、10年間役に立つと言われている本を紹介します。
この本は、ザックリ要点をまとめると、
➀現状に満足してはいけない。
➁変化を恐れてはいけない。
➂感覚を研ぎ、常にアンテナを貼り続ける。
の3つに分けることができます。
内容
この物語では、チーズが隠された迷路を舞台に、2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、2人の小人「ヘム」と「ホー」がチーズを探していきます。チーズは「私たちが人生で求めているもの」をイメージしてしていただけるといいかと思います。
迷路は「チーズを追い求める場所」を表しています。
たとえば、迷路は地域社会や会社などといった自分の周りの環境とイメージするとわかりやすいかも。
2匹のネズミと2人の小人は、それぞれが毎日迷路を駆け巡り、ある日大量のチーズが置かれているチーズステーションCを発見します。
2匹のネズミには、あたまを使う能力がありません。そのため毎朝、今までの家から走ってやってきます。それに対して、2人の小人は賢いため、チーズステーションCの近くに引っ越したり、わざわざ早起きせず、お昼に起きてゆっくりチーズステーションCに向かったりするようになります。
ある時、チーズステーションCのチーズがなくなってしまいます。
突然なくなったわけではなく、毎日2匹のネズミと2人の小人がお腹いっぱいチーズを食べていたため、少しずつ減っていってしまったのです。
(現状に甘んじて、チーズを食べると減ってしまうということに気づかなかった)
チーズがなくなってからの行動は、ネズミと小人で大きく違いました。
ネズミは、前の生活に戻ったかのように、また朝から迷路を駆け巡り、新たなチーズを見つけだそうとします。
(行動力おばけ)
小人たちはというと、「チーズはどこへ消えた?」「こんなことがあっていいわけはない!」と叫び、きっと今日はチーズがもとに戻っているに違いないと思いながら、チーズステーションCに向かっては、チーズがないことを確認するような日々が続きます。
(何もせずに不満言いがちなタイプ)
チーズが手に入らない日々が続くなか、小人のホーは新しいチーズを探すべく、チーズステーションCから離れることを決意します。
成功が約束されているわけではないため、本当にチーズステーションCから離れるべきか迷っていました。
それでもホーは、「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」とヘムに言い残し、迷路へと駆け出したのです。
(変化することを選んだってことだね)
みなさんはヘムとホー、どちらに似ていると思いましたか?
それともスニッフ、スカリーのように深く考えず行動をするタイプでしょうか?
いきなり新しいプロジェクトを任されたときに、「これはできない」と思って辞退して変わるチャンスを見逃すのか、「失敗してみてもいいからやってみる」と新しいことに飛び込むのか。
どちらにするべきか、文章にするとこんな簡単なことと思うかもしれませんが、それでもなかなか行動に移せるものではありませんよね。
そんなとき、「もし自分がこの迷路にいて、突然チーズがなくなったかのように感じたら、誰のように行動すべきか?」と考えてみれば、自分の取るべき行動がわかってくるはずです。
そしてそして、この物語には続きがあります。
ホーは、新しいチーズを探していく中で、「たとえ新しいチーズが見つかっていなくても、今までのチーズステーションCにとどまっている生活よりはるかにいい気持ちになれる」ことに気がつきます。
(変化を求める中で成長を感じる事ができている)
ホーは迷路を駆け巡りながら、気づいたことを壁に記録していき、とうとう新しいチーズステーションを発見するのです。
(成功や目標にたどり着く事ができた!!)
最後にホーは、自分が学んだことを次のようにまとめました。
変化は起きる
変化を予期せよ
変化を探知せよ
変化にすばやく適応せよ
変わろう
変化を楽しもう!
進んですばやく変わり再びそれを楽しもう
(まるっきり本書からくり抜いています。笑)
というのが、話の内容となっています。
ちなみに、最後にヘムのことは特に書かれていません。笑
※チーズはどこに消えた?の後の物語を書いてある「迷路の外には何がある?」の中でその後のヘムとホーについて書かれています!
「チーズはどこへ消えた?」は3章構成になっています。
・今の自分はどうしているか(学生?達の近況報告からスタート」)
・物語について(ここが、あらすじの部分)
・この物語を読んでどう思ったか話し合う(学生?達がこの物語の感想を言い合っている)
本の中に、実際に物語を読んでどのように心境が変化するのか討論している章があるので、わかりやすく、他の自己啓発本とは違った書き方になっています。
総括
この本は「いま、自分達が具体的に何をするべきか」を教えてくれる一発逆転の一冊ではありません。
(逆にそういうのがあるなら教えて欲しいが・・・)
ただ、環境や状況に合わせて柔軟に対応をすることの大切さや変化することを怖がってはいけないということを教えてくれる一冊だと感じる事ができます。
(現在に満足しているならいいと思う)
(不満巻き散らかして何もしないのは違うよねって話)
変化というのは、特別なことではなく、すべての人の周りで起こりうるものです。
今後の人生を生きていく上での行動の指針を与えてくれる、まさに良本だと感じることができます。
変化に対応できない=時代においていかれてしまう。
スマホ、インターネットの普及で僕たちのライフスタイルが大きく変わってしまったように。
変わりたいなら意識ではなく行動から変えていく。
これは僕が社会人になって本を読み始めてから一番意識していることです。
やったもん勝ちなら「やらない」なんて選択はない。
自分にとってプラスになると思うことなら迷わず飛び込んでみる。
という事でまとめさせていただき、終わりにします。
あらすじも簡単に書いてしまったので長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回更新予定日1月3日
(年始なので更新できなかったらごめんね・・・)